iPhoneが故障してしまった時、どうにか自分で修理をしようと挑戦する方が結構いらっしゃいます。ネットで調べてみると、いかにもカンタンそうに修理をしている動画などがたくさん出てきて、確かに自分でもできそう！と思えてきます。

ガラス修理・液晶修理・ボタン修理・バッテリー交換…など様々な修理がありますが、どの作業でも『ここだけは気を付けなければマズイ！』

『この箇所はかなり壊れやすい』

などなど、知識や技術、経験が無ければ分からない注意点もたくさんあります。

部品を元に戻せなくなってしまったり、なんとか元の形に戻せても別の箇所が故障してしまったり…

こちらでは、自分で修理を行う危険性をご紹介致します。

iPhoneには、とても小さい部品がたくさん使われています。

一見どこに使うのか分からないような部品でも、一つでも無くしてしまえば正しい形に戻すことができなくなってしまい、不具合を起こしてしまうこともあります。

また、たくさん細かい部品があるので、『この部品はどこにあったんだっけ？』となってしまうことも。

分解の方法を掲載している動画でも細かい部品全てを記載しているわけではないので、どこに戻すのか分からない部品が出てきてしまったり、ネジが余ってしまったり…というのが、自己修理でよくある落とし穴です。

正しい順番で組み立てなければ、ネジが入らなくなってしまったり、部品を無理に歪ませたりすることになってしまいます。

また、iPhoneはピッシリ隙間なく作られているので、組み立てる順番が違うと部品がうまく納まらず、最後には画面を閉じることもできなくなってしまうことも。

そうすると、他の部品を傷つけたりさらにトラブルを起こしたりしてしまう可能性があります。iPhoneの構造を理解しておかなければ、分解することができても正しい形に戻せなくなる恐れがあるのです。

iPhoneは手のひらサイズのパソコンのようなものです。

とても繊細な代物なので、分解の際に力の入れ方を間違ったり、無理に外そうとしたりすることで本体の基板が壊れてしまうこともあります。

基板が壊れてしまうと、起動しなくなってしまったり、充電ができなくなってしまったり、二度とiPhoneとして使用できなくなってしまう事にもなりかねません。

また、基板が傷つかなくても画面やバッテリーなど修理したい箇所と別の部分を傷つけてしまって、違う故障を引き起こしてしまうこともあります。

修理するには『どこに気を付けるべきか？』等という知識と、『ここには力を加えてはいけない』等という経験が必要になってきます。

自分で修理を行う危険性として、時間がかかってしまうことも挙げられます。

毎日の生活の中で、肌身離さず持ち歩いているiPhoneが何日も使えなくなってしまってはとても不便ですが、自分で修理をすると慣れないのでかなりの長時間を費やすことになります。

（私たち修理スタッフも研修で初めて分解・組み立てをした時にはかなり時間を費やしました…）

たくさんの時間を修理に費やしたうえiPhoneがダメになってしまったり、他の場所が故障してしまったりしたら……費やした時間は無駄になってしまいます。

iPhoneの専門的な知識を持ったプロに依頼することで、あっという間に綺麗なiPhoneを手にすることができるのです。